3万円で快適なノートパソコンは少ない
3万円でまともに使えるパソコンが最近増えてきました。しかし少ないです。どれを選んでも「そこそこ、まとも」であれば理想ですが、現状は違います。
もしあなたが、あまりPCのことは詳しくないけど、予算3万円位で探しているのであればこの記事は役に立つと思います。
パソコンは頻繁に新製品が発売され進化しています。この記事は随時追記、更新していきます。パソコンにあまり詳しくない方はこの記事を参考に選んでもらえると嬉しいです。
逆に「こんな良いPC有るよ」と言った情報もコメントお待ちしています。
そもそも3万円とは
ノートパソコンの世界で3万円とは、最低レベルの予算です。なのでメーカーからすれば、製品の製造や開発、流通にほとんどお金をかけることができません。
しかし誰もが買いやすく、消費者からは喜ばれる価格帯でもあります。なので様々なメーカーが努力して、安くて良いものを出しています。
もちろん10万円や15万円のパソコンと比べれば残念な点もありますが、値段が1/3以下であることを考えると信じられないコスパの製品が有ります。それをご紹介します。
1. 国内メーカー ドスパラの14インチノート VH-AD3S
いい時代になりました。びっくりですよ。3万円でノートパソコンを探しているならこれを買っておけば間違いありません。これがどんな物かと言うと、
14インチで持ち運びも家でも使える
まずは大きさです。14インチの画面を搭載しています。14インチがどのくらいかと言うと、持ち運びに快適な大きさは13.3インチです。そして家の中だけで使うなら、15.6インチがちょうどいいです。このパソコンは14インチなので、持ち運びもできて家でも快適で両方のいいとこ取りができています。
軽い
重量は1.37kgと、14インチとしては軽いです。
少しの間、実際に持ち歩いてみました。
モバイルノートとしては大きめなので、 手提げに入れてずっと手持ちをするには重く感じます。ですが少しの移動や、リュックサックで持ち運ぶ場合は全く苦になりません。3万円で、14インチで、この軽さはすごいです。
薄い
持ち運びのしやすさには、軽さの次に薄さが重要です。
写真の上から順番に、15万円のMacbook12、新品で3万円のこの機種(VH-AD3S)、中古で4万円のR73です。macはケースを着けてるので素の状態ではもっと薄いですが、雰囲気は掴めると思います。3万円のこの機種が、価格5倍のMacbookに近い薄さです。体感では先代のMacbook Airに近いです。
下の黒いパソコンはR73です。中古が値崩れして4万円ですが、元値が高いビジネスノートだけあってさすがに堅牢で処理性能が高いです。厚くて画面が残念品質なので使う人を選びます。
14インチの大画面なのに本体が小さい
ちょっと分かりづらい写真で申し訳ないのですが、この14インチのパソコン VH-AD3S の上に13.3インチの別のパソコンを重ねました。見て分かるように、画面が大きいのに本体はほとんど同じ大きさです。
私は持ち運び用のパソコンとして13.3インチをおすすめしています。
その理由は大きさです。11.6インチだと画面が小さく、15.6インチだと重くてデカいのです。
その中間の13.3インチは、持ち運びに便利な大きさで、画面も使いやすく、軽くて三拍子揃っています。
このモデルは14インチで画面が少し大きめなのに、13インチとほぼ変わらない本体サイズと重量です。
値段の割に性能・使用感は良い
3万円クラスのノートパソコンでは、動画の再生がカクついてしまったり、Windowsを最新に更新できないほど容量が少なかったり、トラックパッドで画面スクロールが出来なかったり致命的な弱点があることが多いです。
しかしこのパソコンはよくできていて、Youtubeで4K動画を再生できて、Windowsの更新も、トラックパッドで2本指を使った操作もできます。
インターネットで調べ物や動画鑑賞、文章作成などをするには十分な性能です。3万円でこの性能は上々です。(もちろん過度な期待はダメですよ)
一番のポイント 画面が綺麗でフルハイビジョン解像度
私がこのパソコンを一押しする理由です。このパソコンの画面は発色が綺麗で、一度に表示できる情報量も多いものを使っています。
詳しくはこの動画をご覧ください。このパソコンは残念ながらチラつきがありますが、表示が鮮やかでFHD 1920*1080の良い画面を使っています。
この価格では信じられないほどすごいことです。
↓いい画面と良くない画面の比較をした動画です。
ちなみにamazonで3万円位で売っている14インチのノートパソコンですが、↓
これは解像度が1366*768と低いです。実機を確認できていませんが、おそらく発色もきれいではありません。
2000円程度の価格差なので、画面の綺麗なドスパラのこの機種をおすすめします。日本市場で正規販売されているモデルの中では抜群のコスパです。
キーボードの配列は個性的
エンターキーが横長であったり、「¥」「_」など殆ど使わないキーの場所が特殊になっています。使用頻度の高いキーは一般的な位置にあるので問題ないと思いますが、慣れるまで違和感があるかもしれませんね。私はすぐに慣れました。海外製品のような英字配列とは違い、基本的に日本式の配列に直してくれているので好感が持てます。
試していませんが、指紋認証のセンサーも搭載されています。
質感が良い
私が画面品質の良さの次に驚いたことは筐体の質感の高さです。3万円なのに高級感があります。例えば筐体の縁取りはキラッと輝きます。全体が金属で剛性感も十分あり、ちょっとしたアクセントが良い感じです。
良いのか悪いのか、同社の10万円のモバイルノート(F-13KR)よりも質感と組み立て精度は上です。部品同士の段差も少なく、継ぎ目に指を滑らせても痛くないです。
3万円パソコンの完成形
このパソコンはドスパラさんにお借りして使ってみました。
この記事を書くまで、私は3万円程度のノートPCに良い印象を持っていませんでした。個人的には、一部中国新興メーカーが直販するPCは魅力的ですが、技適やPSE、製品保証の面で皆さんにオススメできない歯がゆい状態だったのです。
しかし日本メーカーであるドスパラのこのPCは、それらに劣らないコスパと、圧倒的な安心感で私の認識を改めさせてくれる仕上がりの良さでした。3万円なのに1年間の製品保証もバッチリついています。
インターネットや文章作成、動画鑑賞といった使い方をするのであれば、現時点で最高にお得と言っても過言ではないでしょう。自信を持っておすすめします。
PCの詳細と現在の価格はここから確認してください。
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