この記事で、Core i9 9900Kを虎徹Mark2で空冷する構成を紹介しています。
実際に虎徹で空冷してみて、わかっている範囲で皆さんにシェアします。
※その後忍者五に換装しました。記事の下に動画で紹介しています。
虎徹とは
皆さんご存知、コスパの良いCPUクーラー虎徹Mark2です。3500円程度で購入できます。
Core i9 9900Kとは
このページを見ている方には説明不要と思いますが、発売前、直後のレビューや噂では無限5や本格水冷でも厳しいと評判のCPUです。
Core i9 9900Kは空冷CPUクーラー虎徹で冷えるのか
本題です。前提として、ここでは定格、マザーボードはGIGABYTE Z390 AORUS ELITEのデフォルト設定、PCケースはFractal Design Define Cで、ファン類はすべて付属のものです。
室温20℃
アイドル状態:24℃で安定
※一回目のグリス塗りに失敗し温度が上がりすぎてしまいました。
日常作業 ※グリス失敗
WebページをF5連打で読み込み:55℃
zipファイル展開:38℃
ベンチマーク ※グリス失敗
CINE BENCH1回:
最高:85℃
3秒後:43℃
CINE BENCH3回:
最高:100℃
3秒後:45℃
日常作業 ※グリス成功
WebページをF5連打で読み込み:51℃
zipファイル展開:35℃
ベンチマーク ※グリス成功
CINE BENCH1回:
最高:76℃
3秒後:31℃
CINE BENCH3回:
最高:99℃
3秒後:36℃
冷えない
冷えません。最初はグリスに失敗して塗り直しましたが、塗り直したあともCINEBENCH3回では99℃、サーマルスロットリングのお世話になる結果でした。虎徹じゃ力不足のようです
冷やす
ワット制限で冷やす
UEFI 設定からCPUの(電圧でなく)電力制限で、5W下げた値を設定したところ、CINEBENCH3回で67℃程度で安定しました。パフォーマンスは1割程度の低下です。私はひとまずこれで運用しようと思います。
2019年6月追記: CPU-Z負荷試験では80℃台で安定
季節が変わり室温25℃の環境ですが、CPU-Z負荷試験では80℃台で安定しました。Cinebenchでは早々に100℃に達してしまいます。Premiereでエンコードしている時も、連続使用では100℃になってしまうみたいです。
Core i9 9900Kが空冷できる派と出来ない派に分かれる原因はコレな気がします。この記事の結論としては、すべての場合に冷やしたいなら虎徹より上のクーラーをおすすめします。高負担な処理を連続して行わないなら、虎徹でもいいのかなと思います。
CINEBENCHだけ温度が高い
動画のエンコードでは、マザーボードデフォルト設定、CPU使用率100%、全スレッド4.7Ghzの状態で70℃台前半で安定しました。この温度であれば問題ないかと思います。(2019年6月追記:重い4K動画を書き出し中に100℃に達しました)
CINEBENCH以外なら虎徹で問題ないですが、上位機種の無限5の方が冷えます。
価格差2,000円程度でヒートパイプが8本から12本に増えて、ヒートシンクも大きいです。
もっと冷やしたい方は忍者5ですかね。
コメント 知っている情報や記事への補足などお待ちしています
[…] Core i9 9900K を虎徹で空冷する […]
[…] 2: Socket774 2018/12/24(月) 10:33:08.58 ID:9nrTeZ7r0EVE .net ore i9 9900K を虎徹で空冷する (失敗してる) https://gvfm.net/core-i9-9900k-kotetsu/ […]