とある用事でドスパラのBTO PC、GALLERIA STを使う機会がありました。
GALLERIA STはハイエンド部品をスリムなケースで実現した貴重なモデルですが、その方法がユニークで魅力的に感じたのでご紹介します。性能と冷却性は譲れないけれど、小さいゲーミングPCを探している方に全力でおすすめします。おもしろい構造です。
スリム筐体なのにフルサイズのグラボ
このガリレアSTは幅およそ10cmのスリムなケースにフルサイズのグラフィックスボードを搭載している一風変わったゲーミングPCです。
画像はドスパラサイトからお借りしました
頭が混乱するグラフィックスボードの配置方法
上の画像を見ていただくと、デュアルファンのフルサイズグラボがはっきりわかると思います。どうすればこんな配置になるのか、私は実機を初めて見た時、一瞬「えっ」となりました。
小型PCケースではお約束のライザーカードを使っている訳ですが、この、はっきりとグラボが見える感じが私には魅力です。どうでしょう・・・?
Mini-ITXマザー
このGALLERIA STはMini ITXマザーボードを使っています。独自規格じゃありません。これも嬉しい方は多いでしょう。私にとっては本当に嬉しいことです。
SFX電源
SFX電源を採用しています。9400FとGTX1660Tiの組み合わせでは550Wの80+ Gold電源を使っているようです。
Core i7 8700かつRTX2060もしくはRTX2070を搭載したモデルでは、シルバーストーン製の600W電源SST-SX600-Gを使っています。
最近のBTOは、少なくとも本サイトで紹介しているものは、電源ユニットの品質もまともになりました。昔の、「BTOは電源品質が悪すぎるから却下」は必ずしも当てはまらなくなりつつあります。
なんとなくSilvr Stone色
私が使っている個体では、筐体内に、おそらく電源とライザーカードですが、Silver Stoneのロゴが見えます。
筐体もシルバーストーンから出ているスリムケースと雰囲気が似ているので、どこかで関連がありそうです。
構成は色々と選べる
以下が2019年7月時点で選べる構成表です。
GPUはGTX1050からRTX2070まで、CPUはCore i3 8100、i5 9400F、i7 8700から選べます。
新しくてバランスとコスパの良い構成 Core i5 9400FにGTX1660Ti
バランスのいい構成はこのあたりでしょうか。第9世代のCore i5 9400FにRTX20X0シリーズと同じ世代のGTX1660Tiを搭載しています。リアルタイムレイトレーシング用の専用機能はありませんが、解像度WQHD程度までのゲームに十分な性能を持ちます。
Core i5 9400FにGTX1660Tiを搭載したGALLERIA ST9400F
4KゲームをしたいならRTX2070
このスリムな筐体にRTX2070を搭載できます。それだけ冷却性が優れている証明でもあります。
大きなPCは置きたくないけれど、性能の高いゲーミングPCが欲しい方におすすめします。この構成は電源もシルバーストーン製です。
Core i7 8700にRTX2070を搭載したGALLERIA SF
私が触って気になったところとおすすめオプション
使ってみて第一印象はとても良いです。とてもスリムで、かと言って高さや奥行きがデカイわけではなく、本当にコンパクトにまとまっています。ドスパラさんすごい。
もちろん、ちょっとくらい気になるところもあります。ほんとに些細なことですし、解決策もあります。
ホコリが心配だからフィルターを注文しよう
スリムな筐体にRTX2070を搭載していますから、冷却性能の確保が重要です。そのために、グラボ部分は扇風機のガード並みに豪快に空いています。
当然外気からホコリもたっぷり入るので、数年継続的に使うと、グラボのファンにホコリが溜まるはずです。
そのためにフィルターが用意されているので、同時購入をおすすめします。
このフィルターがあれば随分改善するはずです。
ホコリでが溜まると冷却性能が落ちて本来の性能が発揮できなくなったりするので、長く使いたい場合、強くおすすめします。ダストフィルターは定期的に掃除機で吸うと良いでしょう。
ダストフィルターは注文時の構成選択画面で選べます。記事を書いた時点で1980円です。
ドスパラ良いです
ドスパラさんは価格と品質のバランスが良く、良心的なメーカーです。
スリム筐体に確かな品質の部品を選んでくれているので、「コストを抑えつつ、まともな部品」で自作する派の方には特に相性がいいと思います。
すべての構成は↓から飛べます。
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